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令和3年第3回定例会(第3日) 名簿 開催日:2021-06-04
令和3年第3回定例会(第3日) 本文 開催日:2021-06-04

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  1. 可児市議会 2021-06-04
    令和3年第3回定例会(第3日) 本文 開催日:2021-06-04


    取得元: 可児市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-14
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2021-06-04: 令和3年第3回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 161 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 2 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 3 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 4 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 5 :  ◯4番(田原理香君) 選択 6 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 7 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 8 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 9 :  ◯4番(田原理香君) 選択 10 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 11 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 12 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 13 :  ◯4番(田原理香君) 選択 14 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 15 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 16 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 17 :  ◯4番(田原理香君) 選択 18 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 19 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 20 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 21 :  ◯4番(田原理香君) 選択 22 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 23 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 24 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 25 :  ◯4番(田原理香君) 選択 26 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 27 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 28 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 29 :  ◯4番(田原理香君) 選択 30 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 31 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 32 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 33 :  ◯4番(田原理香君) 選択 34 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 35 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 36 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 37 :  ◯4番(田原理香君) 選択 38 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 39 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 40 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 41 :  ◯4番(田原理香君) 選択 42 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 43 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 44 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 45 :  ◯4番(田原理香君) 選択 46 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 47 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 48 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 49 :  ◯4番(田原理香君) 選択 50 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 51 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 52 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 53 :  ◯4番(田原理香君) 選択 54 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 55 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 56 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 57 :  ◯4番(田原理香君) 選択 58 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 59 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 60 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 61 :  ◯4番(田原理香君) 選択 62 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 63 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 64 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 65 :  ◯4番(田原理香君) 選択 66 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 67 :  ◯市民部長日比野慎治君) 選択 68 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 69 :  ◯4番(田原理香君) 選択 70 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 71 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 72 :  ◯17番(山根一男君) 選択 73 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 74 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 75 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 76 :  ◯17番(山根一男君) 選択 77 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 78 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 79 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 80 :  ◯17番(山根一男君) 選択 81 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 82 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 83 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 84 :  ◯17番(山根一男君) 選択 85 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 86 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 87 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 88 :  ◯17番(山根一男君) 選択 89 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 90 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 91 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 92 :  ◯17番(山根一男君) 選択 93 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 94 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 95 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 96 :  ◯17番(山根一男君) 選択 97 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 98 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 99 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 100 :  ◯17番(山根一男君) 選択 101 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 102 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 103 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 104 :  ◯17番(山根一男君) 選択 105 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 106 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 107 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 108 :  ◯17番(山根一男君) 選択 109 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 110 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 111 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 112 :  ◯17番(山根一男君) 選択 113 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 114 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 115 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 116 :  ◯17番(山根一男君) 選択 117 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 118 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 119 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 120 :  ◯17番(山根一男君) 選択 121 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 122 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 123 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 124 :  ◯17番(山根一男君) 選択 125 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 126 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 127 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 128 :  ◯17番(山根一男君) 選択 129 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 130 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 131 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 132 :  ◯17番(山根一男君) 選択 133 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 134 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 135 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 136 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 137 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 138 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 139 :  ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 選択 140 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 141 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 142 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 143 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 144 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 145 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 146 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 147 :  ◯教育委員会事務局長(渡辺勝彦君) 選択 148 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 149 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 150 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 151 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 152 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 153 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 154 :  ◯議会運営委員長(川上文浩君) 選択 155 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 156 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 157 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 158 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 159 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 160 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 161 :  ◯議長(澤野 伸君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長(澤野 伸君) おはようございます。  本日、会議を再開いたしましたところ、議員各位には御参集を賜りまして誠にありがとうございます。  本日もバラ議会に際し、市内の花フェスタ記念公園及び岐阜県立国際園芸アカデミーの御協力をいただいております。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長(澤野 伸君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。  これより昨日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いをいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長(澤野 伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、19番議員 伊藤健二君、20番議員 冨田牧子さんを指名いたします。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長(澤野 伸君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。  なお、今期定例会においては、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして一般質問の持ち時間を1人60分以内から1人45分以内に変更し、会議時間の短縮に努めております。また、1人の質問が終了するごとに換気、消毒、答弁者の入替えのため休憩時間を設けますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、通告がございますので順次質問を許します。  4番議員 田原理香さん。
     なお、田原議員におかれましては、演台着座にて質問することを許可いたします。  それでは、よろしくお願いします。 5: ◯4番(田原理香君) おはようございます。着座にて失礼いたします。  4番議員、会派きずな、田原理香です。  通告に従いまして、一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  まず初めに、質問要旨100文字以内のところが配付されておりますが、こちらにおきましては、「令和3年度の成人式は」と書いてありますが、「令和3年の成人式は」に訂正のほうをよろしくお願いいたします。  それでは始めます。  今回やり取りさせていただきたいことは、本当にたくさんございますが、成人式を取上げさせていただきました。それは、間もなく年明けの令和4年の成人式について検討をされると聞いたからであります。  コロナ禍の中で大勢の人が集まるという成人式については、初めてのことであり、担当職員、実行委員会の皆さんも大変苦慮されたことかと思います。そうしたせっかくの本年の催しをぜひ次に生かせたらと思いました。  さて、4月中旬あたりから、私のもとに新成人の方々、親御さん、美容院の方まで、5月5日予定の成人式について、やれるのか、中止になってしまうのか、延期にといった問合せが続いておりました。本年の対象者は、文化創造センター アーラの大規模改修により、市の福祉センターで2回にわたって行うというプランがあったところ、何とか文化創造センター アーラでできるようになり、喜んでいたのもつかの間、また延期となり、どのようになるかを心配した世代でございます。実際はというと、皆さんも御存じのように、式典・記念イベントは中止となり、自由来場として記念撮影ブースを設ける。また、無観客の成人式をユーチューブで生配信するということになりました。  今回、一般質問に取り上げるに当たりまして、実行委員会の方々、新成人、親御さん、そして担当職員の方々とやり取りをし、至るまでの経緯、そして当日の様子、また成人式についての思いなどを伺うことができました。  さて、改めまして令和3年の成人式は、県独自の非常事態宣言を受け、感染力の強いとされる変異株が蔓延している状況から、参加者や家族、市民を守るために、一堂に会する式典の中止の決定が下されました。しかしながら、当日記念撮影が企画された会場、文化創造センター アーラには、自由来場として記念撮影ブースを設けたことで午前10時から午後3時半の間に520人もの新成人が訪れました。  参加した新成人にそのときの様子を聞いてみましたところ、記念撮影ブースの職員から、向こうにブースがあるよと誘導はあったものの、記念撮影ブースは5人までと人数制限があり、その5人が即座に決められなかった。また、撮影より友人たちと会うことが目的だったので、話に花が咲き、自分たちのスマートフォンで撮ればいいな、などと、撮影するに至らなかったという方も多く見えたとのことでした。また、同級生とふだんから連絡を取り合っているわけではないので、いつ行けば会えるかは不明で、それらしき人がいたという情報が入れば探しに行くなど右往左往し、長時間ロビーにとどまる方も多くいたとのことでした。その間、職員の方から「マスクを取らないでください」「撮影が終わったら外に出てください」との声かけがあったそうですが、外は大雨なこともあって、応じるにはなかなか至らなかったと聞いております。  人を集めることを危惧して中止となった成人式にもかかわらず、結果としてロビーに新成人が密集する状態となりました。天候が崩れる可能性や参加者が多人数になる可能性などにより、文化創造センター アーラ内が密になることは想定できなかったのでしょうか。実行委員会と共に主催者であった市が、事前にしっかりとシミュレーションを行い、リスク回避に導くことは必要だったのではないでしょうか。また、当日においても臨機応変な対応ができたのではと思うところでもあります。  成人式は生涯一度の大事なセレモニーであり、新成人にとっては大切な場となっています。新成人の立場に立ち、新型コロナウイルスの感染防止にも十分配慮した形での式の在り方について、より多様で柔軟な検討や対応が必要ではなかったかと考えるところです。  ケーブルテレビで、実行委員会のメンバーによる「創(つくる)~新時代を彩る~」の映像を拝見しました。1年かけてつくられたこの企画は、新成人皆さんの心に届き、様々な思いで希望につながったことでしょう。こうした企画が最大限生かされるよう、コロナ禍の中、市はしっかりとサポートするべきだったと私は考えます。  今後も、コロナ禍の中で様々なセレモニーがあると思います。その催しの趣旨に沿ったところで行政として何ができるのか。また、新型コロナウイルス感染につながらないように徹底的に知恵を絞り合うなど、心構えを新たにしていただけるように願い、質問につなげたいと思います。  それでは、質問の1つ目です。  令和3年1月10日予定の成人式が5月5日に延期され、また間際の4月23日に中止決定されるまでの経緯を御説明ください。お願いいたします。 6: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  市民部長 日比野慎治君。 7: ◯市民部長日比野慎治君) まず、令和3年1月10日に開催予定の成人式を5月5日に延期した経緯について御説明いたします。  この延期を決定した令和2年12月末は、まさに第3波の真っただ中であって、可児市においても感染者数が急拡大していたため、実行委員の意見も踏まえ、成人式後の会食による感染防止を拡大する目的で延期を決定したものでございます。  次に、5月5日の式典及び記念イベントを中止とした経緯について御説明いたします。  この中止を決定した4月末には、大阪・東京・愛知など大都市圏での感染が急拡大しておりました。これらの感染拡大地域から県をまたぐ帰省を防ぎ、市内に新型コロナウイルスを持ち込ませないために中止とし、県からの要請にも応じた形でオンライン配信に切り替えたものでございます。例年ですと800人を超える参加者がございますが、今回については520人となり、リスク軽減には一定の効果があったものと考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 8: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 9: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。  まず最初に、延期され、そして中止決定とされましたが、そのときの可児市の判断基準、具体的な基準の要となるこの基準というのは何なのか、もう一度教えていただけますか。 10: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 11: ◯市民部長日比野慎治君) 新型コロナウイルスの感染状況も踏まえ、県からの要請等にも応えた形で、市の感染症対策本部の中で決定してまいったものというふうに認識をしております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 12: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 13: ◯4番(田原理香君) 県からの要請があったこと、そしてそれと可児市の感染状況を踏まえて、可児市の感染症対策本部の中で決めていくということですか。 14: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 15: ◯市民部長日比野慎治君) そのとおりでございまして、今回の例えば4月に、5月5日分を中止にしたという経緯につきましても、4月23日だったと思いますが、県のテレビ会議、首長たちへ向けてのメッセージ等の中で、副知事からオンライン開催への切替えとか、分散開催というような御依頼がございましたので、それに応じた形ということでございます。                  〔4番議員挙手〕 16: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 17: ◯4番(田原理香君) 今回この岐阜県においても、開催したところ、それから延期したところ、それから可児市のように中止したところというのがありました。  その中で、岐阜市だったか、あとほかの首長もそうでしたけれど、延期したところにおいては、とにかくこの成人式を、可児市は中止しましたけれど、とにかく新成人の子たちが、同級生が集まる機会をつくりたかったと、やはりそれが必要だろうということで、それをつくりたかったんだと。そういう保護者や新成人からの、とにかく会って話をする機会、会う機会をつくってほしいという声が聞かれましたし、そういった首長で延期したところもございますが、その辺についてはどのようにお考えになりますか。 18: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 19: ◯市民部長日比野慎治君) この判断に至るまでの間に、市民の方からの意見は幾つかいただいております。開催をやめるべきだという意見も若干ありましたし、関係者の方については、せっかくなのでやってほしいという意見もございました。  少し紹介をさせていただきますと、参加する女性の親御さんからは、1年前から着物を着せる準備をしており、成人式を非常に楽しみにしている。それから、新型コロナウイルスが心配な親は子供さんたちを参加させない。だから個人の判断なので、リスク軽減をして開催してもいいと思う。学校の卒業式、入学式はやっているのに、成人式は中止にする理由が分からないといったような意見が寄せられておりました。この辺のところの意見も踏まえて判断をしたという経緯でございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 20: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 21: ◯4番(田原理香君) そうですね。そもそも成人式をどうやって捉えるかというところになるんだろうと思いますけれど、今回私がこの一般質問をさせていただきましたのも、こういった新成人の方々、本当に延期をするというか、とにかくまたそういう集まる機会をつくってほしいという意見を実は私のほうにはたくさんお寄せいただきました。中止というよりも、とにかくまた集まる機会をつくってほしいんだという声が聞かれました。そういった今言われた声も聞いているかと思いますが、ぜひそれを生かしてほしいと、子供たちに沿ったところで本当に考えていただきたいというふうに思います。  もう一つ、そういう経緯、延期だったり中止だったりするに至るに当たりまして、実行委員会のメンバーの方々と、分かりましたと、なるほどそうなんだという了解の仕方、納得して理解をするような了解の仕方で進めていったのでしょうか。それをちょっと確認させてください。 22: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 23: ◯市民部長日比野慎治君) 今年1月のものをどうするかという判断のときには、やはり代表の皆さんからは、中止ではなく延期してほしいと。可能性を探ってほしいという御意見が多かったというふうに聞いております。  今回については、判断する前後に実行委員会を何回か開いておりますけれども、ここではひょっとしたら中止になるかもしれないよというような意味合いのことで、説明とか議論をしておりました。結局、最終的には市が主催なものですから、中止をさせていただいたんですけれども、この決定を受けて、市長から新成人の代表に宛てて直接電話を入れまして、経緯等を説明させていただきました。その中では、代表の方からは、本当に市は自分たちのことを考えてくれているんだと、ありがたいという言葉を言われたということを聞いております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 24: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 25: ◯4番(田原理香君) よその市町ですと、中止決定を新聞で見たというところもあると聞いております。そういう中で、市長が実行委員会の代表の方とやり取りをしたということで、了解を得ながら進めていったということは大変いいかと思います。  ただ、本当に今後決めていくに当たりましては、言われたから、ああ、そうなんだなと。実際に実行委員会の方たちと話をしていると、もう中止になるかもしれない、ここでクラスターを出してはいけない、私たちのところで出してはいけない。それから、次年度のサポーターの子たちにバトンタッチをしなくちゃいけないということで、やはり彼らも、もう私たちはここまでなんだということを大分思われていたという印象を受けました。ぜひ了解の中で、しっかりと彼らが本当にすとんと落ちる中で決められていくということが次回につなげられたらと思います。  じゃあ、次の質問をいたします。  2番目です。県の非常事態宣言を受け、人を集めることのリスクから中止としたわけですが、一方で、なぜ新成人が多く集まることが想定できる記念撮影を企画したのでしょうか。お願いいたします。 26: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 27: ◯市民部長日比野慎治君) 先ほどのお答えと少し重複するかもしれないですけれども、成人式の実行委員からは、たとえ中止になった場合であっても、せめて友人との写真だけでも残したいとの意向がありました。また保護者からも、子供の晴れ姿を楽しみにしているとの声が届けられていましたので、記念撮影ブースを設置した次第でございます。  仮に記念撮影ブースの設置を行わなかった場合には、行き場を失った新成人が無秩序に大人数で集まることも想定されました。そのため、記念撮影ブースを利用される新成人に対し、感染症の恐ろしさや対策の必要性をしっかり伝える機会とすることも目的の一つとして、企画をさせていただいたものでございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 28: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 29: ◯4番(田原理香君) 最初にやり取りしていたことと実際今の答弁がちょっと違っていたので、ちょっと私は混乱していますけれど、もともと今回の成人式においては、成人式をやる、中止になった、それで行き場を失った新成人が無秩序で大人数集まってくることが想定されたと今おっしゃいましたよね。やり取りのときは、いやあ、実はこんなに多く来ると思わなかったんだよと、雨が降ると思わなかった、こんなに多く来ると思わなかったというやり取りの中から、ちょっと私は今日ここで一般質問をさせていただいているので、もともと無秩序で大人数が集まってくることが想定された。だから記念撮影ブースの設置を行って、そこの中で感染の恐ろしさを説明する、しっかりとするという目的として企画をされたということでしたよね。  もう一回確認ですけど、そもそもこういった中止になって、新成人が大人数来るということを想定されていたということでよろしかったですね。今の御発言は。 30: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 31: ◯市民部長日比野慎治君) 私の説明の仕方が悪かったかもしれないですけど、文化創造センター アーラに集まってくるという想定ではなくて、もう少し小規模の単位、例えば学校単位だとか、そういうレベルで集まりがあって、そこでは密になる可能性が高いというようなことを想定していたという意味でございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 32: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 33: ◯4番(田原理香君) 文化創造センター アーラですと1か所です。もし、今おっしゃるように学校単位ですと、それこそ14校に分かれるかもしれませんけれど、それで記念撮影ブースの設営を行ったという今御発言だったと思いますけれど……、ですよね。要は、中止になっちゃったので、皆さんどこへ行ったらいいか分からないというところで、じゃあ、記念撮影ブースを設けてということの判断という答弁でよかったですか。 34: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 35: ◯市民部長日比野慎治君) 要は、文化創造センター アーラで開催した場合にはしっかりマスクの着用を確認しますし、検温もしますし、消毒もして参加をしていただく。これがなかった場合は、学校単位なのか、その辺は地域単位なのかはちょっと分かりませんけれども、そういう感染対策がしっかり取れるのかどうか、行政としては、そこはカバーできないので、そういうことを回避するためにも、その対策の必要性を伝える機会ということで開催をしたという経緯もございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 36: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 37: ◯4番(田原理香君) かえって、この記念撮影ブースを設けたと。今回成人式のイベントホームページにおきましては、期日5月5日、それから開催方法、式典・記念イベントは中止、成人式実行委員会により記念撮影ブースを設置、無観客成人式をユーチューブで生配信。記念撮影ブースは10時から15時半、ユーチューブ生配信は12時半から、場所、文化創造センター アーラというふうにしてホームページに出されています。  これを皆さんのもとに、成人式の新成人の子たちにいっているので、これを見てみんなは、その520人、時間はちょっと昼からに固まりましたけれど、それで来たというふうに思っていて、今回人を集めるということを非常に危惧して中止をされたにもかかわらず、いろんなところで集まってくるかもしれないから、だからここの1か所のところで、職員の方々がいて、そこできちっと整理して、感染対策をしてということのお話ですけど、でも結局、ここですよ、文化創造センター アーラだと自由来場で記念撮影やっていますよということに、呼んじゃうことになるというふうには、わざわざ集めるということになるという考えはなかったですか。 38: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 39: ◯市民部長日比野慎治君) 記念撮影ブースをやるかどうかという判断もあったわけで、一堂に会した式典については中止する。大ホールには入れないという判断でございます。自由来場にしていた関係で、これは私どものちょっと反省点なんですが、10時から15時30分の間の御都合のいい時間にお越しくださいということが分散につながらなくて、割と午後1時前後に重なってしまったというところは私どもの反省点でございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 40: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 41: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。ちょっとその辺の違いがございますが、分かりました。それで記念撮影ブースを設けて、ここで職員の方々が新成人の方々をしっかりと整理してというちょっとその発想が及びませんが、それはまた新成人の方々にも確認をしながら、ちょっと設けてください。当日はそうじゃなかったというふうに聞いております。  次、3番目へ行きます。  記念撮影は何人程度の来場者を想定していたのか。また、その来場者をどのように誘導し、撮影に至るまでの手順を考えていたのか。天候の状態は想定しなかったのか。お願いいたします。 42: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長 日比野慎治君。 43: ◯市民部長日比野慎治君) 記念撮影ブースの利用者数は、式典から記念撮影ブースの開催に切り替えた他の自治体における利用実績が対象者のおよそ半数であったことから、本市においても、今回の式典を中止した効果として500人程度になるのではないかというふうに想定をしておりました。  撮影に至るまでの手順につきましては、マスク着用の確認、検温、消毒、受付及び記念品の配付後、記念撮影ブースへと進む動線を原則一方通行で確保しておりました。そして、記念撮影ブースの利用には順番待ちが発生することが想定されましたので、一定の間隔を空けて並ぶように誘導することとし、再度撮影したい場合には、再入場から順番待ちへと再誘導する計画でおりました。  雨天になることは週間天気予報等で想定しておりましたが、思いのほか雨脚が強かったため、想定以上の再入場が多くあり、友人との再会で気持ちが高揚した新成人をコントロールすることは非常に難しく、午後1時頃から1時間程度にわたり滞留を発生させてしまったもので、先ほども申し上げましたが、この点については深く反省をしております。しかし、全員がマスク着用のルールを遵守してくれたこともあって、感染が拡大することもなく、胸をなで下ろしているところでございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 44: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 45: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。またここでも記念撮影ブースに切り替えたことで、500人ぐらいを想定していたということでしたけれども、300人ちょっとぐらいを想定していて、まさかこんなにも来ると思わなかったわというところでのお話でしたが、いつの間にか想定が増えたんでしょうか。  今回、文化創造センター アーラの最初入り口のところに受付があって、その後ずうっとロフトがありまして、その一番奥の大ホールの前に記念撮影ブースがある流れになっております。その中で、まず最初の文化創造センター アーラの入り口のところに、マスクとか消毒とかということをして、それでずうっと向こうに、大ホールの前に記念撮影ブースがありますよというふうに誘導された動線をとおっしゃいましたけれど、実際はそのロフトの前にそれぞれの集まり、お友達同士のいろんな集まりがいて、きっと動線を確保とか、一定でというのは多分難しかったんだろうなというふうに思います。きっとそれは、職員の方々もその辺は苦慮されたことだろうというふうに思います。  今回大雨になったとか、いろんなことで本当に雨脚も強くなったとか、それからさっき高揚したとおっしゃいましたけど、新成人の方々を、はいはい、じゃあこうしてこうしてということも難しかったかもしれませんが、やはり当日、例えば集め方、人の集まり方においても、結局さっき冒頭に言いましたように、みんなが右往左往するんです。あそこに行ったらあそこや、あそこに行ったらあの子はあそこにいるんじゃないかと、そういう中での動きが、移動だったりがあったわけです。  そういうことを踏まえて、例えば当日臨機応変で、ここは広陵中学校、ここは東可児中学校というふうなのもあったかもしれない。当日の臨機対応も、私たちは検温やって、消毒やってとおっしゃるけれど、それ以外にも誘導の仕方、計画といかなかった誘導の仕方、臨機応変のやり方があったかもしれない。今度それをぜひ生かしていただきたいと。やはり想定外ということも、500人想定されていてこれですかと言いたいんですけれど、想定外だったこともあるわけなので、やはりそれはそのときの現場を見ながら、臨機応変に対応して次につなげていっていただきたいなというふうに思いますが、どうでしょう。 46: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 47: ◯市民部長日比野慎治君) 今大変すばらしい御意見をいただきました。私たちが考えつかなかった、例えば学校ごとにすぐに分けてしまうとか、そういうことは今後の参考にさせていただきたいというふうに思います。以上です。                  〔4番議員挙手〕 48: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 49: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。  それでは、質問4に行きます。  一たび集まれば、その後の新成人同士の会食は十分に想定できるが、その想定に対し、そして啓発等の対応をどのように行ったのか。 50: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長 日比野慎治君。 51: ◯市民部長日比野慎治君) 成人式に出席されると御回答いただいた全員に対し、中止のお知らせはがきを郵送いたしましたが、このはがきには、大人数での会食を控えることを注意事項として記載いたしました。また、市ホームページでの中止のお知らせにも同様に掲載いたしました。
     オンライン式典・記念イベントでは、市長と実行委員長から、感染症対策を十分講じるように呼びかけを行ったほか、会場内での掲示、全員に対して啓発チラシの配付、市職員からの直接の呼びかけにより啓発を行ったものでございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 52: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 53: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。  そもそも最初の質問1のときの延期の理由に、成人式後の会食による感染拡大を防止するということで、それも延期の理由の一つになっていたかと思いますが、実際このように会食ができていたわけなんです。実際500人を想定されておられますので、それはいけないということで、職員の方々、それからオンライン、いろんなところでチラシ等を配られた、呼びかけたということは聞いておりますし、そのときはそれしかなかったと思います。  ただ実際のところ、やっぱり一旦帰って着替えるとか、会食の計画を立てていたということはやはり耳にしています。でも、ともあれ、最初さっき部長がおっしゃいましたように、今回のことが感染につながらずに、またクラスターにもならずによかったかと思いますが、こういった一応集める、人が集まってくるということはどういうことなのか、どういうことが起こるのかということも併せて一緒になって考えていきたいなというふうに思います。  次、質問5のほうを行きます。  当日、大ホールでは無観客のセレモニーが行われ、ロビーでは新成人が密状態でごった返しているという奇妙な光景が見られました。実行委員会のメンバーが取り組んできたことが新成人に伝わるものになったのか。  これはどういうことかといいますと、12時半からの大ホールでの無観客の成人式が行われている。ホール外ではちょうど食事を済ませて集まってきた新成人がおり、やっているなら入りたいなと考え、ホール内では外にいるなら入ってきてほしいな、観客がいるといいなと考えるという、双方それぞれが思いやった摩訶不思議なとも言える光景があったそうです。そうした光景の中、実行委員のメンバーの方が、頭ではちゃんと理解しているものの、やはり複雑な思いだったと聞いております。そういう中で、実行委員会のメンバーが取り組んできたことが新成人に伝わるものになったのか、御質問いたします。 54: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長 日比野慎治君。 55: ◯市民部長日比野慎治君) オンライン開催となり、対面式と比べて、実行委員の思いをダイレクトに伝えることはとても難しかったのでございますが、オンライン配信した式典・記念イベントを一部編集し、5月20日から8月末までアーカイブ配信しており、実行委員の思いを伝える機会を設けております。これは新成人への限定配信としているものですが、昨日現在で112回再生されており、再生回数は日を追うごとに増えています。新成人の中には、ケーブルテレビ可児の放送を御覧になった方もあろうかと思います。また、記念冊子に掲載した誓いの言葉に込めた思いや、記念撮影ブースの手作り感などは伝わったのではないかと考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 56: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 57: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。  今回、実行委員会の一番取り組んできたというか、実行委員会の方々の思いというのは、もちろん企画を見ても分かりますように、共に楽しむ、共に共感し合うとか、一緒にああ、あの先生がいたねとか、こうだったね、ああだったねという、共に今までの思い出だったりとかということが一番あるというふうに聞いておりますし、そうなんだろうなというふうに思います。  今、部長がおっしゃいましたように、確かにオンラインで発信をして、なかなかそれが難しいというふうにおっしゃいましたが、例えばさっき言ったみたいに、校区別でみんなで見ると。若干担当者の方が、実際そこで見られたらいいなと思ったけれど、密になるのでやめたんだというお話がありましたが、じゃあそれが校区別でみんなで、ああ、あの子が出てきたとかいってやるということもあったかもしれないねという話があります。それは、それぞれの地域でやれるのか、職員の方々に、また人を呼ばなきゃいけないので、できるのかという問題がありますけれど、そういう共感し合うということにおいては一度御検討いただけることもできるのかなというふうに思います。何ができるか分かりませんが、やはり今、先ほど112回、再生回数が増えている。ケーブルテレビも見ましたけど、そういったものももちろん大事ですけれど、やはりそういった共感し合うとかということも併せて何ができるのかということもお考えいただけたらと思います。  実際皆さんがお作りになられたパンフレットを頂いたので、しっかりと見させていただきました。本当に時間をかけてつくられたもので、またケーブルテレビも拝見いたしました。本当にこれが皆さんの手に届いて、しっかりと見る。共感して、一緒になってやり取りができたらということは、そういう場もあったらいいなというふうに思った次第でございます。ありがとうございます。  それでは、最後の質問です。  改めて、コロナ禍において行政が関わり、1か所に大勢の人を集めるということについてはどう考えるのか。お願いします。 58: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 59: ◯市民部長日比野慎治君) イベントの開催の可否につきましては、岐阜県から発出されるイベント等の開催制限や市内の感染状況等を勘案し、市の感染症対策本部にて判断することになりますが、原則として、行政が関わり、1か所に大勢の人を集めることはないと考えます。  今回の記念撮影ブースの設置は、先ほど小項目2つ目でもお答えしましたとおり、行き場を失った新成人が無秩序に大人数で集まることも想定されたことから実施させていただきましたが、若者をコントロールすることの難しさを痛感いたしました。次回の成人式については、議会の御意見も伺いながら開催を判断していくことといたしますが、感染状況によっては、よほどの感染対策を打ち出せない限り、中止の判断をせざるを得ないかもしれないと考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 60: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 61: ◯4番(田原理香君) ありがとうございます。よほどの感染対策をしない限り、中止の判断をせざるを得ないという御答弁でしたが、今いろんなところで中止というのが出てきております。ただ、もちろんかかってはいけない、感染対策というのは、おっしゃったように一番なんですね。だけれど、本当に趣旨に沿ったところで、中止に至る前に何ができるのか、趣旨に沿ったところでどうしたらやれるのか、何ができるのか、代わりに何ができるのか、どうしたらそれが違った形で続いていけるのかといったことが、今一番力量というか、問われているところじゃないかなというふうに思います。  それは地域の中でも言われているところで、簡単にやめちゃうとか、中止ということは、一番リスクもなしでいいことなんだけれど、いろんなことを考えたときに、中止なんだけれど、じゃあ何ができるのかということを、さっき言った感染対策、徹底的にシミュレーションをする、いろんな人たちの意見を聞く、またそれを行くまでに当たっての了解の仕方ということも併せて、やはりそうやって判断をしていくということが必要なんじゃないかなというふうに思いますが、部長どうでしょうか。 62: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 63: ◯市民部長日比野慎治君) 私どもとしては、やっぱり新成人の方たちをお祝いしたいという気持ちはありまして、何とかできないかなというふうには考えておりますが、感染リスクをゼロにするというのは非常に困難なことで、田原議員がどこまでのリスク回避のお気持ちを持って質問していただいたかよく分かりませんけれども、新成人の代表とも今後相談をしながら、できるだけリスク軽減をする形で何とか開催にこぎ着けないかなということでは考えていきたいというふうに思っております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 64: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 65: ◯4番(田原理香君) そうですね。できるだけのリスク回避というのは大事だと思います。  でも、そのような答弁をされている割には、500人もの人が想定をされているにもかかわらず、今回の対応は、ちょっとどうだったのかなというふうには今ちょっと思いましたけれど、徹底的に感染対策ということを取りながら決めていければいいかと思いますが、さっき私が言ったみたいに、大事なこと、趣旨に沿ったところでということは、やはりちょっと考えていただきたいというふうに思います。  今回は、6番目は別に成人式にこだわったところではございませんので、行政が関わった一般的な1か所に集めるということについてどう考えるのかという質問だったかと思いますけど、よろしくお願いいたします。 66: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 67: ◯市民部長日比野慎治君) 成人式以外のところでもお答えしました。原則としては、そういう大人数での集まりはないよということでお答えしましたし、県からのガイドライン、それから市の公共施設等の利用についてもガイドラインを定めておりますので、そういったものも重視しながら判断をしていくということになろうかと思います。以上です。                  〔4番議員挙手〕 68: ◯議長(澤野 伸君) 田原議員。 69: ◯4番(田原理香君) 分かりました。  今6つ質問をさせていただきました。今回、こういった成人式について質問をさせていただきましたのは、冒頭にも言いましたように、やはりコロナ禍の中で、またこれから成人式、この前の実行委員会の方とも反省会をやられるということを聞いておりますが、今後について、あとサポーターの方も入れて決めておかれることだと思います。こういう中で、次につなげていけたらということで質問をさせていただきました。  でも、新成人の子とか、実行委員会の子たちの話を聞くと、やはり若干思っていらっしゃることと違うように思いますので、ぜひ今度の反省会のときにはしっかりとやり取りをさせていただきたいと思います。  ただ、今日こうやってやり取りさせていただきましたときに、途中でも反省しなくちゃいけないということもありましたけど、500人想定していると、記念撮影ブースに変えると大体500人ぐらいだというふうに想定していたのでというお話が何度か、無秩序に大勢来るんじゃないか、だから記念撮影ブースを設けたんだということも併せてシミュレーションの中途半端さというか、判断の甘さというのがちょっと出たように私は思いました。自分のところはやっているという感もおっしゃいました。そんなような感がありました。  非常にこういうコロナ禍の中で、ましてや初めてのことですので、実行委員会の方も、担当者の方も本当に難しかったと思いますが、こんなに雨が降ると思わなかった、こんなに人が来ると思わなかった、まさか御飯食べてからこんなにたくさん人が来ると思わなかったということが、これからもいろんなことで、こんなに何とかすると思わなかったということが往々にしてあろうかと思います。だから、そういうことも併せてシミュレーションして、本当に今度に生かしていただけたらというふうな思いでいます。  今、皆さん議員もおっしゃっていますけれど、コロナ禍の中で感染対策とか、ワクチンとか、いろんなところで今回も式典の方々とか、いろんなところで職員の方々が懸命に動いてみえるということはよく分かっております。そういう中で、次につなげていくということを、少しでも一緒になって考えられたらという思いで今回は質問させていただきました。どうか次の成人式も、子供たちと了解を取りながら一つずつ進めていっていただきたいというふうに思います。  それでは、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 70: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、4番議員 田原理香さんの質問を終わります。  ここで9時55分まで休憩といたします。                                 休憩 午前9時42分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前9時55分 71: ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  17番議員 山根一男君。 72: ◯17番(山根一男君) 17番議員、立憲民主党市民の声、山根一男でございます。  通告に従いまして、本日は大項目2点につきまして一般質問いたします。  新型コロナウイルス感染症対策として、通常60分のところ45分しかありませんので、簡潔にして要領を得た答弁を期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず1番目の質問です。地域防災力向上事業補助金の運用についてです。  地域防災力向上事業というのは、令和3年度可児市予算でいいますと、合計1,243万3,000円という規模であり、その目的は、地域の防災力を高めるため、防災リーダーの育成、自治会等が行う地域防災力向上活動への支援を継続して行うとなっています。そして、その内訳は、わが家のハザードマップ作成業務委託料として81万8,000円、防災リーダー養成講座開催委託料として94万1,000円、そして地域防災力向上事業補助金として1,000万円が計上されています。本日の質問は、この予算1,000万円の運用についてです。  これまでの傾向を見る限り、補助金を受ける団体は自主防災組織や自治会に特化しています。しかし、地域の防災力向上のための組織的活動として、自主防災組織、自治会以外でもNPO的に組織され、自発的に活動している団体もあります。また、そのような団体には、この事業の一つの柱とも言える防災リーダー養成講座を受講し、防災士の資格を持つ市民も多数存在いたします。市の防災活動の主軸は、自主防災組織であり、自治会であることは間違いないと思いますが、それを補完する、もしくは全く違う視点から防災活動を展開するNPO的な活動団体も幾つか存在します。地域の防災力向上に貢献していると思います。  例えば、可児市防災の会や可児市災害ボランティアサポート、帷子地区防災リーダー会、桜ケ丘ハイツ防災の会等がそれです。このような会は、いわゆる有志の会であり、災害から市民を守りたいという思いで息の長い活動を続けています。専門知識や経験も豊富で、防災に対する高い見識・意識を持っている方が多いように思います。  ボランティアの本質は自発性であり、ある意味では、それは頼まれてもいないのにやり続ける意思のある人のことです。特に防災というジャンルは、いつそれが役に立つのかが見えない。発表会があるわけでもありませんし、技術が向上して収入が得られるとか、そういうことでもありません。自分のためというよりは、地域のため、社会のために活動している人たちです。ただ一つ難点としては、財政力が弱いということです。自主防災組織等、自治会による防災活動は、地域を動かす大きな力となりますが、一つ難点は毎年のように役が替わっていくという点です。つまり、ノウハウや経験の蓄積が弱い。だからこそ、誰がやってもできるようにするためのマニュアル整備等が大事になります。  つまり、自主防災組織等、自治会主体の団体と、自発的に集まってきたNPO的な集団は、どちらにも長短があり、お互いに補い合える関係にあると思います。地域の防災力をより高めていくためには、自主防災組織をさらに増やしていくことも大切ですが、このような自発的に動くNPO的な組織の活動を高めていくことも同じくらい大切だと私は思います。  このような観点から、以下小項目の質問に移ります。  一問一答でお願いしたいと思います。  質問1.過去3年間の可児市防災力向上事業補助金の交付状況などについて説明していただきたいと思います。特に令和2年度より、補助率や補助金額の上限額等の見直しが行われました。その考え方や効果、反響はいかがでしょうか。お願いします。 73: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  総務部長 肥田光久君。 74: ◯総務部長(肥田光久君) 地域防災力向上事業補助金は、可児市地域防災力向上事業補助金交付要綱に基づき、地域における防災力の向上を図ることを目的として、市内における自主防災組織などが行う防災訓練ですとか、防災設備の整備等に要する経費に対しまして、予算の範囲内で補助金を交付するものでございます。  直近3か年の補助金の交付状況につきましては、平成30年度は81団体に合計996万4,000円を交付、令和元年度は77団体に1,022万3,000円を交付、令和2年度は76団体に804万2,000円を交付しております。  次に、令和2年度に要綱を見直した効果や反響についてでございますが、見直し前の要綱では、一部事業の補助金限度額が高額であったこと、1団体当たりの補助金限度額の定めがなかったこと、交付申請の受付が先着順であったことにより、令和元年度は年度早々に予算枠に達し、要望する全ての団体に補助金を交付することができない状況が発生をいたしました。  この課題に対し、令和2年度から、各事業及び1団体当たりの限度額を見直すとともに、交付申請の受付期間を複数回設けたことで、要望のある全ての団体に補助金の交付が可能となりました。  現在までに、自治会などから、見直し後の補助制度に対する御意見等も届いておりませんので、要綱改正の効果はあったものというふうに考えております。ただし、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、地域の防災訓練ですとか、会議、そういった事業が縮小・中止される団体が多かったということもございまして、要綱改正の効果につきましては、引き続き検証してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 75: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 76: ◯17番(山根一男君) 要綱ですけど、具体的に上限幾らが幾らぐらいになったかというところで、もう少し具体的にお答えいただけませんでしょうか。 77: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長。 78: ◯総務部長(肥田光久君) 例えば防災訓練、防災会議、そういった研修等、改正前は上限30万円であったものが、改正後は上限20万円ということ、これは補助率が100%で上限が今申し上げたような形です。  それから防災設備とか備品の購入、これは補助率が、改正前が50%で上限200万円と、改正後が50%以下で上限30万円というふうに改正をしております。  それから、防災設備の修繕につきましては、改正前は補助率が50%、上限10万円。これは金額に変更はございませんが、改正後は補助率を50%以下というふうに改正をしております。  それから、防災設備維持管理につきましても、改正前は補助率が100%、上限5万円というものが、改正後、金額は変更ございませんが、補助率が100%以下というふうになったものでございます。  それから、改正後には改めて防災リーダー養成講座を補助対象に加えたといった改正を行っております。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 79: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 80: ◯17番(山根一男君) ありがとうございます。  質問2に移ります。  可児市地域防災力向上事業補助金交付要綱(平成26年4月1日施行)によりますと、補助金の交付対象となる団体について、1.自主防災組織、2.自衛消防隊、3.自治会または自治連合会、4としてその他市長が認める防災活動を主たる目的とする団体となっています。この4は、どのような団体を想定しているのでしょうか。 81: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長 肥田光久君。 82: ◯総務部長(肥田光久君) 可児市地域防災力向上事業補助金交付要綱第2条第4号に規定する、その他市長が認める防災活動を主たる目的とする団体とは、地域における防災の中心的役割を担う自治会などと協働または支援する防災活動に継続して取り組み、地域防災力の向上に寄与する団体、こういったものを想定しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 83: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 84: ◯17番(山根一男君) 分かりました。まさに今言ったようなNPO的なところは、それに当たると私は思いますけれども、質問3です。  市内には、有志の集まりとしての防災活動団体が存在しますが、市はどの程度それを把握しているのでしょうか。お願いします。 85: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長 肥田光久君。 86: ◯総務部長(肥田光久君) 市内の防災活動を主目的とする団体の一つとして、市が主催する可児市防災リーダー養成講座の受講者の方々により発足しました可児市防災の会があります。可児市防災の会では、自治連合会や自治会が主催される防災訓練への参加や防災講座で講師を務めるなど、地域と連携した活動を積極的に展開されています。このほか帷子地区、桜ケ丘地区などで防災を主目的に活動されている団体があると聞いておりますけれども、各団体の活動内容等、詳細については把握しておりません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 87: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 88: ◯17番(山根一男君) 次の質問に行きます。  毎年防災リーダー養成講座を開催し、防災士の資格を持つ市民が増加していますが、現在何人ぐらいの人がその資格を持っておるでしょうか。お願いします。 89: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長 肥田光久君。 90: ◯総務部長(肥田光久君) 災害に対する正しい知識や技能を習得し、平時においては地域の防災訓練や研修で活躍し、災害時には救援・救護活動を担っていただける地域の防災リーダーを養成するため、本市では平成24年度から可児市防災リーダー養成講座を開催いたしております。これまで多くの方に受講いただいておりまして、令和2年度末までに、認定特定非営利活動法人日本防災士機構の認証を受けられた防災士の方は348名でございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕
    91: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 92: ◯17番(山根一男君) 令和3年度も94万1,000円計上されているということは、開催予定だと思いますけど、今年度はいつ頃、どのような形でやる予定か、今分かっているところでお願いできますか。 93: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長。 94: ◯総務部長(肥田光久君) 今年度の講座につきましては、この新型コロナウイルスの感染状況も踏まえまして、講師の方々とも今打合せを行っておりますけれども、実際に開催するのがなかなか難しい状況であるというお話は今伺っておりまして、どういう形での開催がいいのかということ、それからきちっとした開催ができるのか、そこら辺も今検討しているところでございまして、そこら辺は御理解いただきたいと思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕 95: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 96: ◯17番(山根一男君) この講座の受講料は1万1,000円だと思いますけれども、自治会や自主防災組織を通じて申し込むと自己負担なしで受けられます。まさにその費用は、地域防災力向上事業補助金として支出されているんだと思いますが、せっかく自治会等でお金を出して受講しても、活動できる年限は自治会の役職にあるときだけというようなことになるかもしれません。通常一、二年ということですけれども、348名という防災士を今まで輩出してきたわけですけれども、今後さらに増えていく予定の中で、このような専門知識を持った人たちをどのように生かしていくかというような何か考え方はありますでしょうか。 97: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長。 98: ◯総務部長(肥田光久君) 市の防災リーダー養成講座を受講された方々は、一定の専門知識を持った方々でございまして、我々としましては、それぞれの地域においてやれる範囲で地域の方々と協働、一緒に活動をして、先ほど議員もお互いに補完をしていくことが大切だというふうにおっしゃったんですけれども、そういった自治会ですとか、自主防災組織の方々と一緒になって、地域の防災力向上に活躍していただくといったことを期待しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 99: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 100: ◯17番(山根一男君) そうしますと質問5ですけれども、今言いましたように、自治会からの要請を受けて防災士の資格を持つ市民は、今言ったところで348名も存在するということですが、その中には、ずうっととどまってというわけにはいかない方も多いと思います。  有志によるNPO的な防災活動団体は、地域の防災力を向上させる上で大きな力となる可能性を持つものだと私は思います。ただ、このような団体は、財源がないために活動が制約されがちであるということも付け加えます。このような団体にも地域防災力向上事業補助金の活用を推奨すべきだと考えますが、どのようなお考えでしょうか。お願いします。 101: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長 肥田光久君。 102: ◯総務部長(肥田光久君) 市内の各地域で自治会などと連携をし、防災活動に取り組んでおられます団体の皆様には、地域防災力の向上に貢献をいただいていることに大変感謝を申し上げたいというふうに思います。今後も引き続き、各団体が研修や訓練など可能な範囲で、自治会などと連携、協力して活動していただくことが地域防災力の向上につながるものというふうに考えております。  補助金の交付につきましては、地域における防災の中心的役割を担う自治会などと協働、または支援する防災活動を継続され、地域防災力の向上に寄与すると認められる団体が補助金の交付対象になるというふうに考えております。  この補助制度の周知につきましては、市のホームページへの掲載、それから各自治会への案内のほか、防災リーダー養成講座ですとか、防災に関する「生涯学習 楽・学講座」でも案内をさせていただいております。地域と協働して活動する団体が補助対象であることも併せて、引き続き周知を行ってまいります。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 103: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 104: ◯17番(山根一男君) ホームページを見れば、その申請書が出ているわけですけれども、こういった地域、NPO的な自発性に基づくような会が、自治会等と連携しながら何か新しい企画をしたりするときには、それは申請していいというふうに受け止めてよろしいわけですね。もう一度確認します。 105: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長。 106: ◯総務部長(肥田光久君) 地域で行われるそういった防災訓練ですとか防災講座、そういった地域の取組と連携して協働して支援してやっていただけるということであれば、それは当然対象になっていくというものでございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 107: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 108: ◯17番(山根一男君) そのところは、支援するというか、必ず協働しなきゃいけないという条件付なんでしょうか。それとも、ダイレクトに地域住民に対してそういった防災力向上のようなことを、例えば講座を開くとか、そういったことも含めて、これはやっぱり地域防災力の向上につながるとは思うんですけれども、条件として、自治会あるいはそういったところと連携しなきゃいけないという要綱的なものがあるというふうに受け止められるんですけれども、いかがですか。そういうことですか。 109: ◯議長(澤野 伸君) 総務部長。 110: ◯総務部長(肥田光久君) 基本的には、地域で求められていることに取り組んでいただくということが大切かなと、専門知識を生かして取り組んでいただくことが必要かなというふうに考えております。  防災士という方は、これは日本防災士機構のほうでも言っておりますけれども、日頃からそれぞれの地域に関わる災害発生を想定し、計画を立てて訓練に積極的に参加するとか、さらには、ふだんから消防団、自主防災組織などの活動に積極的に加わり、近隣とのつながりを大事にし、顔と顔が見える関係をつくり上げるよう心がけると。こういった防災士の活動としての記述がございます。これはまさに求められていることでございまして、防災士の方というのは、やはり災害からの被害を最小限にとどめる地域防災力の担い手という位置づけでございますので、やはりそこは大切であるというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 111: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 112: ◯17番(山根一男君) 分かりました。本当に一歩前進だと思いますし、これを聞いて多くのそういう方が喜んでおられると思います。なかなか財源がなくて、自分たちの身銭を切っていろんな活動していますけど、どうしても規模が小さなものになってしまいますので、ぜひこれから、ただ受けられるよというだけじゃなくて、そういった力をさらに伸ばせるような施策をお願いしたいと思います。  1番目の質問をこれにて終わります。  次に、2つ目の質問に移ります。兼山合併後の検証というテーマです。  平成17年(2005年)5月1日に旧兼山町と可児市が合併してから16年が過ぎました。市町村合併というのは、市町にとって最大限の出来事だと思います。これまで、特に合併について深く検証されてきたことはないと思います。私は、合併時に議員として関わってきたこともありまして、どこかで合併について振り返る責任があると感じました。もとより、あの合併がよかったとか、悪かったとかいう議論ではありません。2つのまちが一緒になったのですから、よい点も悪い点もあって当たり前です。大切なことは、一度立ち止まって、よくなった点、悪くなった点を双方の立場から検証し、悪くなっていることがあれば、よりよい方向にチェンジするために知恵を出し、汗を流すことだと思います。積み残していることがあれば、それを周知し、解決に向けて歩みを続けていくことだと思います。  今回、この質問しようと思った理由は2つあります。  1つは、本年3月をもって、平成17年に設置された可児市兼山地域審議会が廃止されたことです。もともと15年間で廃止されるということになっていたわけですから、最初は10年だったんですけど、延長して5年、15年で廃止されるということですが、いかなることに、そのような審議会があったことも私自身あまり意識していなかった。大体15年間にどのような意見が出て、地域の課題に対してどのような議論がされてきたか、大変興味を持ちました。  もう一つは、今年3月、兼山小学校で開催されました今後の兼山小学校を考える会に参加したことです。合併前96名いた兼山小学校の児童数は現在54人となり、1年生は僅か6人、このままでは数年のうちに複式学級、つまりは2学年を1人の先生が担任するという事態に追い込まれてしまうとのこと。このため、今後どこかの学校との統合も視野に入れた中で、対応を考えなければならないという現実を知ったことです。  複式学級は、全て悪いということではないと思いますが、市内のほかの学校に比べた場合、教育の機会均等という見地からすれば明らかなマイナスです。人口減少は、市内でも多くの地域で起きている現象ですが、兼山地区について言えば、それが目に見える形でマイナスになるということが判明しました。  合併当時1,674人いた兼山地区の人口は、本年3月には1,228人と、446人、約26.65%も減少しています。他の地区と対比可能な平成21年から令和3年の12年間の人口減少率を見ても、兼山地区は19.69%減少しています。その次に減少率が高いのは、久々利地区の12.78%や、その次の桜ケ丘地区の8.55%に比べてもかなり高い数字です。また一方で、合併特例債につきましては、ここ15年間で総額134億円も起債され、新市の建設に大きく貢献していると考えます。  こうして見ると、可児市全体で見たときの合併の評価と、兼山地区の視点から見た合併の評価には差異があるかもしれませんが、今から後戻りすることはできません。大事なことは、これまでのことを検証し、地域住民の声をしっかりと聞いた上で、積み残している課題などについて、一つ一つ優先順位をつけて取り組んでいくことだと考えます。  さて、ここで具体的な質問に入る前にですけれども、改めて兼山の歴史について押さえておきたいと思います。  兼山の歴史的重大な出来事といたしまして、1537年、今から484年前ですが、斎藤道三の養子 斎藤正義によって烏峰城が築かれました。その後、この斎藤正義は、1548年久々利城におきまして謀殺され、烏峰城は久々利勢によって占拠・占領されますが、1565年4月、織田信長の家来だった森可成が烏峰城を攻略し、9月には信長より烏峰城を賜り、金山城として、城下町として整備しました。  森可成は、1570年滋賀県の宇佐山城の戦いで戦死し、翌年、息子の森長可が城主となり、近隣の城を次々と攻め落とします。1582年 ── 本能寺の変の年ですが ── 3月9日、織田信長が金山城に1泊し、その際に忠実な家臣であった長可の父 可成を弔ったといいます。そして、その年の6月2日本能寺の変で、信長と共に長可の弟でもありました蘭丸、坊丸、力丸が討ち死にしております。信長亡き後、長可は豊臣秀吉に就き、翌1583年には苗木城を攻め落とし、東美濃を平定します。しかし、翌1584年、森長可は長久手の戦いで戦死し、金山城は長可の弟の森忠政が治めることになりました。  その後、忠政は、豊臣秀吉亡き後は徳川家康に就き、1600年、関ケ原の合戦の年ですが、森忠政は信州川中島海津城へ移封となり、さらに1603年美作(岡山県)18万6,500石の主となり、津山城を築きます。森家3代、約35年間の治世の間に、金山は城下町として整備され、さらに東山道と木曽川の接点として水運で発展します。  森家3代目忠政が去った後、1615年までの15年間は幕領支配となり、代官所が置かれ、その後は尾張藩領となりますが、政治の中心は依然として金山にあり、木曽川・金山湊を活用して商工の町としてますます発展しました。  1665年に、金山村は字が替わって現在の兼山になりました。江戸時代中期以降も、その後、今渡湊などの発展により勢いは少し低下しましたが、水運が廃る明治時代に至るまで商業都市としての兼山は繁栄を続けます。  明治に入り、明治12年6月には、近郷に先駆けて兼山村議会が開かれ、選挙により15名の村議会議員が誕生したとのことです。明治22年(1889年)には町制がしかれ、兼山町が誕生しています。以来、可児市との合併までの116年間、兼山町はどことも合併することなく町制を貫いてきたわけです。まだまだ書ききれないぐらい兼山の歴史は深いものがありまして、この地域の中心として長く発展してきた地域だということを感じます。  では、小項目につきまして、一括答弁にてお願いしたいと思います。  質問1.合併後、可児市兼山地域審議会が設置され、本年3月で廃止となりましたが、どのような頻度で、どのようなことを話し合い、解決してきたのでしょうか。  質問2.合併後16年間の人口減少率は26.64%、これは合併前の16年間、平成元年が2,035人でしたので、平成17年の1,670人に比べますと人口減少率は17.7%、これを上回っています。旧兼山町民へのアンケート調査でも、住宅対策(公的な住宅供給を含む)、住環境整備の推進について望む声が20%以上ありました。人口維持への取組はどのようになされてきましたでしょうか。  質問3.合併特例債は15年間に26件、合計134億円余りが起債されたといいますが、主にどのようなことに使われてきたか。その中で、特に兼山地区の発展に寄与したものは何かありますでしょうか。合併特例債が新市構築にもたらした貢献はどのように評価されますか。  質問4.合併前の兼山地区のアンケート調査によれば、前述の住宅対策以外に日常の生活に利用する生活道路の整備など多くの期待があり、不安もありました。これらの諸課題に対して、どのように対処し、改善してきたでしょうか。  5番目、特に兼山地区の観点からすると、合併前よりマイナスになったこともあるだろうと思います。人口の激減や防災対策など、積み残している様々な課題があるかもしれません。これらの課題をどのような優先順位をつけて今後取り組んでいくのか、見解をお尋ねしたいと思います。  以上です。よろしくお願いします。 113: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  企画部長 坪内豊君。 114: ◯企画部長(坪内 豊君) それではお答えします。  まず、1つ目の可児市兼山地域審議会は合併後どのような働きをしてきたかという御質問についてお答えします。  可児市兼山地域審議会は、平成17年10月に第1回を開催し、それ以降、平成23年度まで年1回から4回の頻度で開催をしてまいりました。その後、市町村の合併の特例に関する法律の改正によりまして、平成27年に新市建設計画である新可児市まちづくりビジョン、この計画期間を5年間延長し、地域審議会の設置期間もそれに合わせて延長しております。これにより、地域審議会を平成27年度以降にも2回開催しておりまして、平成17年から、これまでに合計19回審議会を開催しております。審議内容といたしましては、兼山のまちづくり、振興事務所の存続、歴史・文化ゾーンのまちづくり、防災まちづくりなどについて話し合われてきました。  続きまして、2つ目の兼山地区が他地区に比べて人口が激減しているが、人口維持への取組はあったかの御質問にお答えします。  まず、市は新可児市まちづくりビジョンに基づき、新市全体として取組を進めてまいりました。その中で、兼山地区に関する事業といたしましては、兼山小学校大規模改修や兼山保育園耐震補強、老人福祉センターやすらぎ館の改修などにより、安全・安心や利便性の向上を図りました。  これに加えまして、美濃金山城跡地発掘調査と整備、さらに国史跡の指定、山城巡りの拠点となる観光交流館の整備、兼山歴史民俗資料館の戦国山城ミュージアムへの改修などを実施いたしまして、兼山のブランド化や魅力の向上を図ってまいりました。  また住環境に関しましては、兼山地区の公営住宅基本計画を策定いたしまして、柳栄住宅を平成20年度に建設しております。さらに、老朽化した浅間平住宅などを解体し、公営住宅跡地の有効利用と兼山地区への定住促進のため、公営住宅跡地を購入し住宅を新築した方に対して、住宅建設補助などの取組を行ってまいりました。  続きまして、3つ目の質問、合併特例債についてお答えします。  まず、1点目の合併特例債が主にどのようなことに使われてきたのかでございます。  合併特例債は、合併後の新市建設計画に基づく事業について起債が認められるもので、主に公共施設の整備や公園、道路等のインフラ整備の財源として活用しました。具体的には、公共施設の整備といたしましては、市庁舎の増改築、子育て健康プラザ マーノや多文化共生センターフレビアの建設、文化創造センター アーラの大規模改修などでございます。公園、道路等のインフラ整備といたしましては、坂戸の運動公園や土田渡多目的広場の整備、市道56号線の整備などでございます。  2点目の主に兼山地区の発展に寄与したものは何かでございますが、合併特例債は、公共施設整備やインフラ整備の財源とする借入金の一つであります。兼山地区におきましては、合併特例債を活用した事業はございませんが、例えば市営柳栄住宅整備などでは、整備事業に応じた借入金を活用して事業を実施するなど、他の種類の借入金を活用して公共施設整備などを行いました。  3点目の合併特例債が新市構築にもたらした貢献をどのように評価するかでございます。  合併特例債は、国が市町村合併を推進する中で、対象事業費に対する充当率95%、借入金に係る元利償還金の70%が普通交付税基準財政需要額に算入され、実質的に7割補助というふうに言われております。こうした手厚い財政措置により、本市の財政負担を抑えて、公共施設やインフラ整備等を進めることができました。  新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場となっております子育て健康プラザ マーノの整備や二野工業団地につながる市道56号線の整備など、合併特例債を活用して整備を進めたことで、子育て世代の安心づくりや二野工業団地への企業誘致など、重点施策を大きく推進することができたと評価しております。  続きまして、4つ目の御質問、合併前の兼山地区の日常生活道路の整備などの期待にどのように応えてきたかについてお答えします。  日常生活に利用する生活道路の整備等につきましては、自治連合会を通じまして、毎年市内各地区から地域要望をいただき、その中から予算の範囲内で道路改良・舗装等を実施しております。これは、兼山地区もほかの地区も同様の仕組みとなっております。また防災対策につきましても、古城山地区、盛住地区の急傾斜地崩壊対策に取り組んでまいりました。  続きまして、5つ目の急激な人口減をはじめ、防災対策など諸課題に対してどのように対処していくのかについてお答えします。  防災につきましては、先ほどお話ししたとおりです。これまでお話ししてきましたとおり、合併後、兼山地区におきまして多くの事業を展開し、兼山のまちづくりや施設整備等に精力的に取り組んでまいりました。兼山地区の地域課題を検討する組織として、合併後に組織された兼山自治連合会があります。市といたしましては、今後も引き続き自治連合会と連携しながら、地域課題の解決を図ってまいります。以上です。                  〔17番議員挙手〕 115: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 116: ◯17番(山根一男君) 答弁ありがとうございます。  ちょっと再質問させていただきますけど、最初の可児市兼山地域審議会、19回ということですけど、これは15年間の間に19回、直近の5年間の間に2回ということですが、議事録を見たいと思ったんですけど、5年で消却されているんですね。そういう規定なのかもしれません。ただ、取決めがあるわけじゃなくて、判断によりまして10年ということも可能だと思うんですけれども、最初の10年間の議事録が今もうないという状態ですけれども、合併という大きな行事に対して、その記録がないというのはどうかなと私は思うんですけれども、その辺りの見解はいかがでしょうか。 117: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 118: ◯企画部長(坪内 豊君) 文書につきましては、文書管理規程に基づきまして保存期間を決めまして、その期間を過ぎたものを整理するというか、破棄するということで取決めどおり行っておるんですけれども、ただ、合併に際して、その議事録はないんですけれども、どういうことが話し合われてきたかといった部分は、私ども引継ぎの中では受けておりますので、それをどのように反映してきているか。そして、どのように今後地域の皆さんと話していくか、そういったところを参考にはさせていただきたいというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 119: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 120: ◯17番(山根一男君) ぜひそういうことが引き継がれているということは信じていきたいと思いますけれども、次に2つ目です。  合併特例債のことですけれども、26も事業があって、10億円以上の案件だけでも6つ、7つぐらいありますけれども、兼山に関するようなことが全くないということでよろしいでしょうか。 121: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 122: ◯企画部長(坪内 豊君) 先ほど答弁の中でもお話しさせていただきましたとおり、兼山地区に関して、合併特例債を使って事業を行ったというものはございません。ただ、ほかの国庫補助金とか、起債を使って行った事業というのは当然ございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 123: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 124: ◯17番(山根一男君) 多分そのうち一つが柳栄の市営住宅の建設だと思うんですけれども、土地の分譲等をされていたのを私も記憶しておりますし、まだ余っている土地があるのかどうかですけれども、今後住宅の供給というところで、住宅用地の供給という形で何らかの今持っている土地、あるいは旧町営住宅ですとか、そういった土地などで分譲できるようなこととか、要は少しでも人口を増やすという観点からですけれども、そのような計画なり、見通しというものは立たないもんでしょうか。お願いします。 125: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 126: ◯企画部長(坪内 豊君) 先ほどお話がありましたとおり、跡地の利用につきましては、売出しを今まで13件行いまして、そこを買っていただいて新築をしていただくということで、13件が全て売れているということでございます。  今後につきましては、兼山地区だけではないんですけれども、公共施設につきましては、ファシリティーマネジメントの視点が必要でありまして、市全体として市営住宅をどうしていくか、そういうことを考えていく必要があるというふうに思っておりますが、現時点では、新しく市営住宅の建設をする予定はございませんし、市政経営計画の中にもそれはございません。  あと先ほどの、ほかにもうちょっと活用できる土地はないのかという御質問なんですけれども、どうしても場所によっては危険な区域というところもございますので、現時点では売り出していけるところは先ほどの13件で、あとはないというような状況でございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 127: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 128: ◯17番(山根一男君) 私も見させていただきましたけど、レッドゾーンに入っているという理由でどうも難しいみたいですけれども、そういう中でも、もし今後そういうことがありましたらお願いしたいと思います。  アンケート調査によりまして、例えば日常生活における生活道路の整備など、多くの期待があったわけですけれども、先ほど答弁が幾つかありましたけれども、ほかにも情報通信基盤、ケーブルテレビ、防災無線などの充実とかいろいろとありましたけれども、そんな中で、今、兼山地区で懸案になっているようなこととか、何か把握されていることはありますか。お願いします。 129: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 130: ◯企画部長(坪内 豊君) いろんな懸案事項はございます。当時からの課題となっているもので、例えば道路なんかにつきましても、県道バイパスのものとか、いろいろそういうのはあるんですけれども、ただ、現時点ではそういったことで、自治連合会のほうから緊急の懸案とか、そういったものは伺っておりませんので、その辺については今後いろいろお話をしながら必要なものは行う、調整しながらということになると思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕
    131: ◯議長(澤野 伸君) 山根議員。 132: ◯17番(山根一男君) 分かりました。一つの地域であるのは確かですけれども、やはり先ほどからるる言われているように、特別の経緯で一緒になった地域でございますので、今まで以上に、またよりよい住環境を求めて、せめて学校が維持できるぐらいの人口維持ができるようなことを願っておりますので、またそういったことがありましたらよろしくお願いしたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) 133: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、17番議員 山根一男君の質問を終わります。  ここで10時50分まで休憩といたします。                                 休憩 午前10時38分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時50分 134: ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  2番議員 松尾和樹君。 135: ◯2番(松尾和樹君) 2番議員 松尾和樹です。  通告に従いまして、コロナ禍における子供たちの心のケアについて、一問一答方式で質問させていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。  まずは冒頭、新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息を心よりお祈り申し上げます。  それでは、時間も限られておりますので、早速ですが本題に入らせていただきます。  件名のとおり、心のケアについての質問ですが、いささか抽象的であると思いますので、まずは心のケアというものに対する共通認識を持っていただけるように、新潟県柏崎市の施策を少し紹介させていただきます。  柏崎市役所に電話をいたしまして、担当の子ども未来部子どもの発達支援課の小林課長にお話を伺いました。臨床心理士の資格をお持ちの小林課長は、非常事態時はいつもと違う反応や行動が子供に起こります。これはストレスからくる正常な反応で、心と体のSOSかもしれませんとおっしゃられていました。  そんな柏崎市では、市役所ホームページに、コロナ禍における子供の心のケアのリーフレットを御活用くださいというページが設けられており、子供の心のケアをするために、支援者・一般保護者向けと、それから小・中学生の保護者向け、そして子供向けと、それぞれ3つに分けて、分かりやすいリーフレットを公開しておられます。作成した時期ですが、昨年の12月です。これは市内小学校でクラスターが発生し、2週間学校を休校とし、全校児童212人PCR検査の対象となりました。児童や保護者の間に不安が広がり、市はそれを感じ取り、学校再開に向けてより早く心のケアをすることが必要だと考え、学校再開後、速やかにこれらのリーフレットを配付したそうです。  必要なところに、必要な情報を、必要なタイミングで発信して受け取ってもらうと。これは、前回の私の一般質問で、コロナ危機を多文化共生進展の好機にできないかという提案をしたときに、肥田部長との質疑応答の中で導き出されたものだと思っております。  さて、令和5年度までの可児市政経営計画、住みごこち一番・可児の実現に向けてでは、重点方針の一つに子育て世代の安心づくりと明記されております。子供の心のケアも市政経営計画の範疇だと私は理解しておりますが、いかがでしょうか。  可児市政経営計画重点方針に、子育て世代の安心づくり、こちらに取り巻く環境と課題について言及されており、子育て環境の大きな変化、子育て不安を抱える保護者の増加など、子育てをめぐる地域や家庭の状況は変化し続けています。そして、社会全体での子育てに対する支援の必要性、保護者が子育てについての第一義的責任を果たすことを基本としながら、併せて地域社会全体で子育て家庭を支援していくことが求められています。そして、子供に寄り添う学校教育、教育環境の整備、学力向上はもちろん、豊かな心と健やかな体の育成、故郷を愛し社会貢献できる人を育成する教育に加え、一人一人の状況に応じた支援体制の充実が求められていますと、このように市政経営計画に示されております。  本市PTA母親委員長とお話しさせていただきましたが、子供の心のケアについては、子育て世代の安心づくりにおいて重要な課題であるとやはり認識されておられました。新型コロナウイルス感染症に対して、感染拡大防止対策というただ一つの視点から、これはしてもいい、これは駄目と、私たちの生活の多様性を一色に染めるのには、少なからず違和感がありますと医療人類学者の磯野真穂さんはおっしゃられています。また、なぜこれはしていいのか、なぜこれはしていけないのか、新しくできたルールがなぜできたのかと、これらをきちんと説明することで、自分の頭で考え、自分の意思で行動できる大人へと成長していけると考えますが、いかがでしょうか。  さて、可児市政経営計画見直し案に対する外部委員の方々からの御意見で、全国的に子供の不登校数は増加傾向にあり、2020年の小・中・高校生の自死は統計開始から過去最高で、前年比25%増となっているようです。新型コロナウイルス感染症対策では、心のケアも気配りしてほしいですという趣旨の御意見があったかと思います。この御意見に対する市の考え方は、いただいた御意見については担当課と調整の上、今後の業務の中で検討していきますということでありました。  ここで質問です。  新型コロナウイルス感染症対策を最重要項目として取り組まなければいけない段階にあるという現状で、致し方ないとは思いますが、一方で、多感な時期に我慢を強いられている子供たちの心のケアについてはどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 136: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 堀部好彦君。 137: ◯教育長(堀部好彦君) 学校では、昨年度より新型コロナウイルス感染症に対する対策を継続して進めています。今まで行ってきた活動が制限されたり、行事などの変更も余儀なくされたりしています。子供たちには、感染症対策の意味を伝え、理解を図っておりますが、中には不安定になる場合もあるかと思います。多感な時期に我慢を強いられている児童・生徒に寄り添い、心のケアをしていくために、初めに心の状態を把握する方法とその対応についてお答えします。  学校では、児童・生徒の心の状態を把握するために、教育相談アンケートの定期的な実施や日常生活の様子の見守りによる実態把握を行っています。実施した教育相談アンケートの内容を基に担任が児童・生徒と懇談し、心配していることや困っていることを聞いています。懇談を終えて、もっと相談が必要であると判断した児童・生徒については、スクールカウンセラーにつなぎ、保護者も含めたカウンセリングを実施するなど、困り感を抱いている児童・生徒や保護者の不安について心理的な面から支援を行っています。  昨年度は、カウンセリングだけでなく、ストレスケアなど予防のための教育をスクールカウンセラーが中心となって行い、我慢してストレスをため込むのではなく、それを発散する方法などアドバイスをしました。  また、子供への接し方に悩んだり疲れたりしている保護者向けに、スクールカウンセラーが作成した感染症対策下における子供たちのケアについてというものを、すぐメールや学校のホームページを利用して全保護者に周知しました。不登校児童生徒対策委員会では、心のケアの重要性と対応について、各学校の教育相談担当やスクールカウンセラーに指示をしています。  次に、コロナ禍での充実した学校生活のための手だてについてお答えします。  我慢やもやもやした気持ちの原因は、しなければならないことが多くなることと、行事等の制限、変更、中止のためであると考えています。昨年度は宿泊研修や社会見学、運動会等、児童・生徒にとって楽しみな行事が縮小もしくは中止となってしまいました。中学校では、中学校体育連盟主催の夏の大会や秋の新人戦などが中止となり、部活動を十分に行うことができない状況が続きました。そこで、学校では授業や行事において、感染対策を強化しながら、制限がある中でも充実して楽しいと思える活動を児童・生徒たちと共に考え、行ってきました。  例えば運動会の代替行事として行ったスポーツフェスティバルなどでは、児童・生徒たちが主体となって企画・運営をすることにより、生き生きとした姿も多く見られました。困難な状況であっても、児童・生徒がアイデアを出し、解決策を考えるなど、よりよい学校生活にしようと前向きに取り組めるようサポートしました。  今年度の各種行事では、最大限の注意を払い、慎重に感染対策を行いながら実施する予定としています。社会見学や修学旅行などは、できる範囲で実施したいと考えています。今後、感染対策で活動に制限がある活動が続いたとしても、児童・生徒たちが主体となって活動する場をつくり、充実した学校生活を送れるようにしていきたいと考えています。以上です。 138: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長 伊左次敏宏君。 139: ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 私からは、こども健康部内の取組を含めてお答えいたします。  本年の5月25日に発表されております新型コロナウイルスが子供に与える影響について調査するために、国立成育医療研究センターというところが行ったアンケート調査の結果を見てみますと、新型コロナウイルスの影響により、「コロナのことを考えるのは嫌だ」と回答した子供は全体の42%、それから「先生や大人への話しかけやすさ、相談しやすさが減ったと感じている」と回答した子供が51%ということです。  本アンケート調査では、子供からの回答を「こどもが考えた気持ちを楽にする23のくふう」としてまとめ、公表されており、その中には、誰かに話す、聞いてもらうというようなものや、抱き締める、甘える、それから安心できるところで泣くというような方法が紹介されております。  本市においても、こども課の家庭相談をはじめ各種の相談の場面で、新型コロナウイルスの影響により不規則になりがちな子供の生活を心配する保護者の声や、保護者だけではなくて、お子さん自身がストレスを心配するというようなケースが散見されております。まずは子供たちの心のケアという大変広い範囲ですが、第一義的には保護者、家庭が担うものというふうに考えております。そのため、子育て健康プラザ マーノを拠点とします子育て世代包括支援センターとして、子供たちにとって家庭が安心できる居場所となるように、感染防止対策を講じた上で必要な子育て支援、保護者支援を継続していくことが重要というふうに考えております。  具体的には、コロナ禍で他者とのコミュニケーションが減少しがちな乳幼児の母子支援事業での健康診断や相談、家庭環境、家族関係、虐待など、児童の養育全般の相談など、様々な子育てに関する相談体制を継続しております。  また、絆る~むや児童センター・児童館、地域子育て支援センターなども、子供と保護者がくつろぎ、相談もできる場所として、感染防止対策のため利用制限はしておりますけれども、市民が利用していただけるように継続をしているところでございます。  乳幼児から中学校までの子供の世代に応じて開設している家庭教育学級におきましては、同年代の子供の保護者同士が子育てについて学び、それから悩みを交流することで、リフレッシュして家庭で子供に向き合えるように支援をしているところです。昨年度は、コロナ禍の影響で例年より半数程度の開催となってしまいましたが、可能な範囲で学級運営を継続してまいりました。  また、保護者に向けての啓発としまして、家庭教育通信を小・中学校が休校中の昨年の5月に発行し、その中では「新型コロナウイルスに負けるな!家庭で今できることは…」というようなことをテーマに、子供の心のケアや前向きに子育てに向き合えるようなメッセージを伝えるため作成しまして、市のホームページに掲載をいたしております。  今後も必要な子育て支援、保護者支援については、感染防止対策を講じた上で、途切れることのないよう継続していくというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。                  〔2番議員挙手〕 140: ◯議長(澤野 伸君) 松尾議員。 141: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  まず教育長の御答弁に対してなんですけれども、幾つか出てきたキーワードが非常に安心いたしましたので、ちょっと紹介させていただきたいんですが、児童・生徒と共に考えるということですとか、それから子供たち向けにアンケートを定期的に実施していると。そして、そのアンケート結果を踏まえて先生が生徒と懇談をしてくださっているということ、非常に安心をいたしました。  それから、何かが起きてから対処するという対処療法的なやり方だけではなくて、予防というキーワードも出てきましたが、やはり未然に防ぐということを考えて、そういったキーワードが出てきたと感じておりますので、なかなか難しい局面だと思いますが、引き続き児童・生徒の心のケアという部分に関してはよろしくお願いしたいと思います。  それから、こども健康部長の答弁を聞いていて少し感じたんですけれども、ストレスが散見されるということが分かっておられますが、今の学校現場と違いまして、担任の先生がいたりするわけではないので、なかなか難しい部分というのがあるのではないのかなということが今感じられましたが、本市の市政経営計画の中で、重点方針として子育て世代の安心づくりというのを掲げていただいておりますので、引き続き、部長のお言葉をお借りしますと、途切れることなく、保護者の、それから子供たちの心のケアという部分に関しては、これだということがなかなか難しいかもしれませんが、本市にお住まいの方々に向けて、市が子育て世代のことを本気で思っているというようなことが常に伝わるような取組を引き続き続けていただければと思います。  1点関連で質問させていただきたいんですが、教育長にお願いいたします。  学校現場において、学校長や担任の先生方への心のケアについてなんですが、この1年、本当に大変な思いをされているとお察しいたします。先生方への心のケアについてはどのようにお考えでしょうか。 142: ◯議長(澤野 伸君) 教育長。 143: ◯教育長(堀部好彦君) 教職員、市民の方々の温かい声に支えられて日々頑張っております。ですが、おっしゃるとおり、ストレスを抱えている職員も少なからずいると推察しております。そんな教職員につきましては、校長が、それこそ児童・生徒と同じで、定期的に声をかけ、様子がおかしいときには校長室に呼び、話をすると。家庭環境も含めて理解をしていく。定期的な面談が、人事評価に係る面談も行われますので、そういった辺りも活用しまして、一人一人の教職員の理解を進めていきたいというふうに考えております。  加えて、これは昨日の答弁でも申し上げたんですけれども、やるべきこととやらなくてもいいことを、コロナ禍の中の今だからこそ明らかにできるんではないかということを、校長会で私から指示をさせていただいております。それが、教職員の働き方改革につながると。アフターコロナの時代になったときに、一人一人の働き方のスタンダードになることを願って、何をこそ大切にしなければならないのかということを見詰めさせる、見詰めていただく、そんな働きかけを考えていきたいというふうに思っております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 144: ◯議長(澤野 伸君) 松尾議員。 145: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  子供たちは、コロナ禍以前の通常時に比べて、外出自粛が要請されているために、家の中で過ごす時間が格段に増えており、体力があり余っている状態で、家の中で遊びを探して活動します。時にはゲームをやり過ぎたり、何かをこぼしたり、壊したりします。親は、ゲームやり過ぎ、ユーチューブ見過ぎ、携帯見過ぎ、どたばたしない、勉強しなさいと、どうしても口うるさくなってしまいます。これは親にとっても子供にとっても大きなストレスです。家庭での時間が増えることは非常によいことですが、独りになりたいときやほっとしたいときにちょっと公園に行ったり、外を歩いたりすることが制限されております。大人は、家で缶ビールを飲んだり、ストレス発散を自分である程度コントロールできますが、家庭と学校しかない子供にとっては、ストレス発散できるように、保護者や周りの大人、学校、地域、社会が導いてあげなくてはいけないと私は思います。  また、子供が多くの時間を過ごす学校も、新型コロナウイルス感染リスクに対応して、3密を避けつつ教育活動を展開していくという難しい要請に、日々学校現場は板挟みになり、苦しめられているとも言えると思います。  文部科学省からは、ゼロリスクは困難という趣旨の前提が昨年示されております。文部科学省ホームページの学校における新型コロナウイルス感染症の対策に関する懇談会の中で、新型コロナウイルス感染症対策の現状を踏まえた学校教育活動に関する提言があります。少しかいつまんで説明させていただきますと、このような状態が長期間続けば、子供の学びの保障や心身の健康などに関して深刻な問題が生じる。また、学校における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ、段階的に実施可能な教育活動を開始し、その評価をしながら再開に向けての取組を進めていくという考えが重要である。そして、設置者及び学校が子供の学びをどのように保障するかという観点から選択する必要がある。子供のために、できるだけリスクを避けたいと保護者も学校関係者も誰もが思うことだと思いますが、そもそもゼロリスクは困難と言われる中、新型コロナウイルス感染対策への取組が子供や教職員にもたらす肉体的かつ心理的な負担もまた大きな問題です。  さて、蘇南中学校では、令和2年7月大規模改修工事が開始されまして、令和4年3月末に完了予定となっております。この期間、グラウンドの一部分は、工事の関係で生徒が入ることができず、時には駐車場としてグラウンドが利用されることもあり、体育の授業や部活動や昼休みは制限されます。また、時には工事の騒音があったり、ペンキ塗料などの臭いがすることもあるようです。また、校舎やグラウンドの外観は、仮設の大きな壁や足場などで覆われており、感覚的に、そのような環境で長期間過ごすことは10代前半の若者にとって好ましくないのではないかという心配もあります。明確な根拠を用意できるわけではないものの、精神衛生の観点から何らかの影響があるのではと考えます。  そこで、コロナ禍にさらに学校の大規模改修も重なって、制限されることが増えている蘇南中学校の生徒のストレス発散を目的に、KYBスタジアムや学校区内の土田渡多目的広場などで体育大会や球技大会などを開催することができないかという御提案です。  このまま質問に移らせていただきます。  長期的視点で見れば、致し方ないことだということは十分承知しておりますが、大規模改修工事期間に学校に通う生徒の視点に立ち、質問させていただきます。  蘇南中学校の大規模改修で、学校施設の利用に制限がある生徒に対して、ほかの公共施設を代替施設として積極的に利用できませんでしょうか。 146: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  教育委員会事務局長 渡辺勝彦君。 147: ◯教育委員会事務局長(渡辺勝彦君) それではお答えします。  蘇南中学校大規模改造工事に当たり、工事期間はグラウンドの一部が使えなかったり、工事の音がしたりするなど学校運営に影響を及ぼし、生徒にも不自由な思いをさせています。  工事に当たりましては、設計段階から学校と協議の上、授業や学校行事への影響が最小限となるよう十分考慮して計画工程を作成いたしました。例えば、グラウンドの一部は資材置場など工事関係で利用しますが、作業を北側から実施し、完了した部分から仮囲いを外すことで、徐々にグラウンドを広く利用できるようにするなど、影響が最小限となるよう工夫をしています。また、毎週行う工程会議には ── 工事の工程会議ですが ── 学校側からも参加してもらい、学校行事や生徒の登下校時間、その他配慮が必要な事項を確認しています。月間工程と週間工程を作成し、学校の要望を聞きながら、その都度柔軟に対応しています。  例えば工程会議で、聴力検査やリスニングの試験のときなど音に気をつける日時を教えてもらい、その時間は音の出る作業は実施しないようにしています。また、大きな音が出る作業は休日に実施するようにしています。塗料につきましては、室内は原則臭いの少ない水性塗料を使っており、塗装後は換気をした後、VOC測定という化学物質の発生を調査する検査を実施し、人体に影響がないことを確認しています。そのほかにも、生徒によりよい環境が保てるよう、各種の配慮をして作業を進めています。  さて、学校施設の利用に制限がある蘇南中学校の生徒に対して、他の公共施設を代替施設として積極的に利用できないかとのお尋ねですが、公共施設の利用については、現在蘇南中学校では部活動でテニス部が鳴子近隣公園テニスコートを、卓球部が土田地区センターを、バレー部男子が今渡地区センターを利用しています。文化創造センター アーラにつきましては、吹奏楽部が定期演奏会やコンクールに利用しています。以前は学校全体の音楽会を実施していましたが、新型コロナウイルス感染症の関係で合唱を控えているため、現在は利用していません。  授業につきましては、会場への移動時間や安全面を考えた場合に難しいことと、現状の施設で実施できていることを踏まえ、他の公共施設は利用しておりません。学校に確認しましたところ、工事期間中も含めて、今のところ新たに利用したいと考えている公共施設はないとのことでした。  今後、学校として安全面や移動時間など総合的に検討し、必要となった時点で利用を検討することになります。教育委員会としましても、学校が公共施設の利用を検討する場合は支援していきたいと考えております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 148: ◯議長(澤野 伸君) 松尾議員。 149: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  工事期間は、関係各位が生徒や授業に対して十分配慮していただいているということで、いろいろ検査等もしながら進めていただいているということですので、引き続きお願いいたします。  また、学校のほうが、例えばKYBスタジアムだったり、土田渡多目的広場だったりの利用が必要だとなったときには、検討が始まったときには、教育委員会のほうでも御支援いただけるということでしたので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、今回子供たちの心のケアということで御質問させていただきましたが、新型コロナウイルス感染症について、現在はようやくワクチン接種が始まったばかりです。県のまん延防止等重点措置の期間も6月20日までに延長されたばかりです。感染拡大がこれ以上起きないように、全体が一つになり、取り組まなければいけない危機的な状態にまだまだあります。一方で、この状態が1年以上続き、長期化していることで、多方面に様々な弊害が出てきているという現実もあります。つまり、目の前の新型コロナウイルス感染拡大防止に注力しつつ、経済も心もケアをしていくということが求められていると思います。  なお、保護者の心のケアという観点では、昨年12月頃、学校で学校教育活動のアンケートが実施され、学校行事などが延期・中止となり、保護者に学校に来ていただく機会が少ない中、保護者の御指摘、御意見、御要望を吸い上げたものだと思います。私は、アンケート結果の報告書を様々教育研究所や各学校のホームページ等で見せていただきましたが、とりわけ土田小学校のものが特にすばらしいと感じました。保護者の声、代表的なものだと思いますが、実に25もの声を紹介しており、一つずつ丁寧に御答弁されており、中には保護者に対して学校のほうからお願いをするというものも幾つかありました。学校の子供を大切にする気持ちの本気度が、ここで保護者に伝わったのではないかなというふうに私は感じました。  また、経済のケアという観点では、岐阜県のGoToイートキャンペーンや本市のプレミアムクーポン券がありました。また、今年度には、飲食事業者等支援プレミアムクーポン補助金事業6,440万円の補正予算が今議会で議決されました。総額9,650万円のこちらの事業は、対象店舗に飲食店だけでなく、小売店やサービス業などが含まれると聞いておりますので、広範囲で地元事業者を支援できる事業になっていることを期待しております。  住みごこち一番・可児の実現に向けて、地域のために、子供たちの未来のために、心のケアについても同じように進めていただきたいということを最後の発言にして、今回の一般質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 150: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、2番議員 松尾和樹君の質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了いたしました。  これをもって一般質問を終了いたします。   ──────────────────────────────────────    議案第42号から議案第46号までについて(質疑・委員会付託) 151: ◯議長(澤野 伸君) 日程第3、議案第42号から議案第46号までの5議案を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、議案第42号から議案第45号までの4議案についての質疑を行います。  本4議案につきましては、通告がございませんでしたので、これにて質疑を終結いたします。  次に、議案第46号についての質疑を行います。  これより質疑を許します。  質疑のある方。                 〔挙手する者なし〕 152: ◯議長(澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。
     ただいま議題となっております各議案につきましては、お手元に配付いたしました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託いたします。   ──────────────────────────────────────   発委第3号について(提案説明・質疑・討論・採決) 153: ◯議長(澤野 伸君) 日程第4、発委第3号 新型コロナウイルス感染症克服へ可児市議会緊急宣言を議題といたします。  提出案件の説明を求めます。  議会運営委員長 川上文浩君。 154: ◯議会運営委員長(川上文浩君) 発委第3号 新型コロナウイルス感染症克服へ可児市議会緊急宣言について、発案書の朗読により提案説明とさせていただきます。  それでは朗読いたします。  発委第3号、発案書、新型コロナウイルス感染症克服へ可児市議会緊急宣言。  上記の事件について、別紙のとおり発案する。  令和3年6月4日提出、提出者、可児市議会議会運営委員会委員長 川上文浩。可児市議会議長 澤野伸様。  新型コロナウイルス感染症克服へ可児市議会緊急宣言。  市民の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご理解とご協力をいただき心より感謝を申し上げます。  現在、感染の脅威は収まるどころか、連日のように新規感染が報告され医療機関の病床使用率はひっ迫しております。特に、10代、20代の若い世代や外国籍市民の感染が急増しており、危機意識の共有を徹底することが重要だと認識しています。本市は多文化共生のまちづくりを推進して参りました。今こそ「オール可児」で一致団結してこの困難を克服しましょう。尚、市内医療機関の皆様に多大なご協力をいただいていることに、心から感謝とお礼を申し上げます。  市民の皆様には、改めて以下の点を踏まえた行動をお願いします。  1 偏見や差別は、その対象となる人々の心身の健康にダメージを与えるだけではありません。差別を恐れて病状を隠したり、感染者が濃厚接触者の追跡調査に協力しなければ、感染を広げてしまったり感染拡大を防ぐ活動の障害になり、感染症の封じ込めを困難にしてしまいます。「オール可児」で、偏見や差別をなくしましょう。  2 一人一人の感染予防対策が市内の感染拡大防止につながります。大人数や感染対策が施されていない場所でのマスクなし会食など感染リスクの高い行動を控えましょう。屋外、屋内を問わずマスクの着用、手指消毒、人との距離の確保など基本的な感染予防対策の徹底に今一度取り組んでいきましょう。  3 新型コロナウイルス終息に向けた有効な手段がワクチン接種です。本市では、国からのワクチンの供給にあわせ、順次、予約受付、接種を進めています。積極的に接種をしていきましょう。  令和3年6月4日、可児市議会。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 155: ◯議長(澤野 伸君) 委員長はそのままお待ち願います。  これより質疑を許します。                 〔「なし」の声あり〕 156: ◯議長(澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。委員長は自席へお戻り願います。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 157: ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、本案件につきましては委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論を許します。                 〔挙手する者なし〕 158: ◯議長(澤野 伸君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。  これより発委第3号 新型コロナウイルス感染症克服へ可児市議会緊急宣言を採決いたします。  お諮りいたします。本案件は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 159: ◯議長(澤野 伸君) ありがとうございました。御着席願います。  起立全員と認めます。よって、本案件は原案のとおり決定いたしました。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 160: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。委員会審査のため、明日から6月22日までの18日間を休会といたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 161: ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から6月22日までの18日間を休会とすることに決定いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  次は6月23日午前9時から会議を再開いたしますので、よろしくお願いをいたします。  本日は誠にお疲れさまでございました。ありがとうございました。                                 散会 午前11時28分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     令和3年6月4日         可児市議会議長     澤  野     伸         署 名 議 員     伊  藤  健  二         署 名 議 員     冨  田  牧  子 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...